注文住宅を計画していく中で、ハウスメーカー・工務店と間取りの打ち合わせをしていくことになりますが、
間取りの打ち合わせをどのように始めたら良いかわからない方も多いかと思います。
そんな方のために、
間取りの打ち合わせを上手に進める3つのポイントを解説します!
と、その前に大事なことをお伝えしておきます。
初めから自分で詳細な間取りを考えない!!
考えた場合でも打ち合わせの時にハウスメーカーには見せない!!
ゼロの状態から間取りを1から考えるのは結構大変です。
考えたとしても法律面や構造面でそもそも実現が難しいというケースも考えられます。
まずはプロの設計士に考えてもらいましょう!
また、仮に自分で間取りを考えた場合であっても打ち合わせ時には設計士に見せないようにしましょう。
設計士は、施主が望んでいる間取りをみてしまうと中々そのイメージを取り除きづらく、どうしても似たようなプランを提案されてしまう可能性が高くなります。
一度、何も見せずに間取りを作成したもらい、理想のプランと程遠かった場合に見せるようにしましょう。
①大枠のイメージを持つ
設計士は施主の希望に沿ってプランを作成していきます。
打ち合わせ時には、「どの様な家が良いか」「希望」「こだわり」「譲れないポイント」などの聞き取りが行われますが、いきなり聞かれてもその場では中々考えは出てこないものです。
そのため、前もって希望の条件などを整理しておきましょう。
①ー1.必ず考えておきたいポイント
- 階数
- 部屋数(具体的な数までイメージできない場合は、将来的な家族構成)
プランの根本的な部分となるので、最低限この2つは提示しないと設計士はプランを作成することが難しいと思います。
平屋と2階建てではプランが全然変わってくるものね!
①ー2.ゆずれないポイントを明確にする
設計士はプロと言っても人の心までは読めません。
こだわりポイント・ゆずれないポイントがある場合は明確にすることで、プランの方向性を見出すことができます。
我が家の場合は、平屋ですがトイレ2つが絶対条件でした。
①ー3.できれば考えておきたいポイント
「各部屋には必ず廊下を経由したい」
「帰宅時の子供の顔がみえるようにリビングを通らないと子供部屋へ行けないようにしたい」
「回遊動線としたい(※回遊動線:行き止まることなく家の中を移動して回れるようなような動線)」
このような動線についての希望もあれば、プランに更に方向性を見出せます。
具体的な動線のイメージを持っている場合は、次のような図を作ると動線を可視化でき、より希望に沿ったプランを作成してもらえると思います。
これは我が家の動線プランね!水回りを回遊動線にして家事を効率化したかったの!また、帰宅してすぐ手洗いをしたいから玄関の近くに洗面所を設けたかったの!
①ー4.イメージを持つためのオススメ方法
それは間取りの事例をみることです!
具体的な間取りの事例をみることでイメージが付きやすく、取り入れたい部分などが見えてきます。
- ホームページで公開してあるハウスメーカーの間取りをみる
- インスタグラムで公開している他の人の間取りをみる
- 建売住宅の折り込みチラシをみる
- 建売住宅に実際に見学に行く
私のオススメは「建売住宅に実際に見学に行く」です!
建売住宅は人気の間取りや省スペースで効率的な間取りが多く、よく考えられている間取りのことが多いです。
間取り図を見ながら実際の建売住宅を歩くことで、図面だけではわからない良い点・悪い点も見えてくるわ!
②ハウスメーカー・工務店の設計士に間取りを提案してもらう
次は、イメージしたポイントを設計士に伝えて間取りを作成してもらいましょう。
希望した内容を取り入れ、土地の形状・特徴を生かして間取りを提案してもらえます。
ハウスメーカーによって特色やプランニングの上手さに違いがあるので、ハウスメーカー・工務店を決定していない場合には、複数のハウスメーカーにプラン作成を依頼しても良いでしょう。
複数の会社を比較することで、あなたの理想に近い間取りを提案してくるハウスメーカー・工務店があるはずです。
ちなみに、私の場合は次のようなポイントを伝えて間取りを作成してもらいました。
- 平屋
- トイレは2つ
- 将来的な家族構成は夫婦、子供2人の4人家族
- 洗面所と脱衣室は兼用とせず別々の室とする(洗面所利用者とお風呂利用者がバッティングしたくない)
- 洗濯物は脱衣室で室内干しをする
- WIC(ウォークインクローゼット)は脱衣室の近くに設ける(洗濯物をしまう動線を短く)
- 玄関からWICへの動線も短くする(帰宅時にそのまま上着を掛ける)
- 子供部屋はリビングを通過する動線(子供帰宅時に顔を見れるように)
- 小さくても良いので和室を1つ設ける(畳の上で寝っ転がりたい(笑))
- 小さくても良いのでどこかに書斎部屋または書斎スペースを設ける
- 廊下などの共用スペースは極力少なくする(坪数を小さくして節約)
③提案されたプランを元に改良を加え、理想の間取りを練り上げる
ハウスメーカーから提案された間取りは、すべてでは無いとしてもあなたの希望に沿ったプランとなっているはずです。
そのプランを元に
「子供部屋はもう少し広くしよう」
「この部屋とこの部屋の位置を入れ替えよう」
など、改良を加えて、どんどん練り上げて理想に近づけましょう。
0からプランを作成するのはとても難しいですが、1から2、10そして100へどんどんイメージを膨らませていくのはそこまで難しい話ではありません。
また、提案されたプランからアイデアを取り入れ、別のプランを考えてみる試みもおもしろいと思います。
私の場合は、提案されたプランからアイデアを取り入れ、方眼紙に何パターンもプランを考えました。
最後の方は費用をできるだけ少なくするために、微調整をたくさんして方眼紙何十枚ものプランが出来上がったわね。
まとめ
間取りの打ち合わせを上手に進めるためには
- 先に自分でプランを考えず、ハウスメーカーが作成した間取りを改良して練り上げる
- 間取りを先に考えた場合であっても設計士に最初から見せない
- 打ち合わせ前に希望するポイントをリストアップしておく
- 動線や使い勝手のイメージを持つために他のプランをみることや、実際の建物の見学に行く
以上のポイントを押さえておくと上手に打ち合わせを進めることができます。
せっかくの注文住宅ですので住んでから後悔しないよう、納得いくまでとことんプランを練り上げて理想のマイホームを作りましょう!
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