【実例検証】太陽光発電は元を取れるのか?1年間の発電量から損をしない費用を大検証

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ノブユキ

2022年に一条工務店で平屋のマイホームを建築した一級建築士のノブユキです。

太陽光発電って設置費用が高いけど元は取れるの?

ノブユキ

そのようにお悩みの方に、我が家の1年間の発電量を元に得をするのか損をするのか検証します!

マイホームを建てる上で太陽光発電設備を設けるかどうかは多くの方が悩んでいると思われます。そのお悩みを解消するため、2023年の1月~12月で我が家の太陽光発電設備で発電した電力を元に、検証してみたいと思います。

目次

我が家の発電量

我が家の情報

ハウスメーカー・商品名一条工務店・アイ・スマートⅡ(i-smartⅡ)
階数・規模平屋・約32坪
太陽光パネル容量13.750kW
パワコン容量9.9kW
地域関東地方
太陽光発電設置費用2,530,000円(蓄電池含む)
売電単価19円/kWh

我が家は平屋建てではありますが、周りに大きい建物は無く、冬至でも屋根の太陽光パネル全面に日射が当たる環境です。

2023年の発電量と売電額

2023年の1年間の発電量です。

発電量(kW)
1月1,546
2月1,647
3月1,705
4月1,861
5月1,902
6月1,580
7月2,004
8月1,958
9月1,480
10月1,606
11月1,344
12月1,486
合計20,119

1年間の発電量の合計は20,119kWでした。FIT制度により我が家の売電額は10年間一定で19円/kWのため、全て売電した場合には382,261円の売電額となります。

10年間の売電額

FIT制度で売電額が保証されている10年間を目安に売電額を検証したいと思いますが、太陽光発電設備は経年劣化により毎年発電効率が落ちてきます。

初年度の発電量から毎年0.5%ずつ発電効率が下がると仮定して、10年間の発電量・売電額を算定しました。
※毎年101kWずつ発電量が下がると仮定。

発電量(kW)売電額
1年目20,119382,261円
2年目20,018380,342円
3年目19,917378,423円
4年目19,816376,504円
5年目19,715374,585円
6年目19,614372,666円
7年目19,513370,747円
8年目19,412368,828円
9年目19,311366,909円
10年目19,210364,990円
合計196,6453,736,255円

10年間の発電量は196,645kWとなりました。

これに売電単価19円/kWで計算とすると、3,736,255円となります。

太陽光発電設備の設置費用は、蓄電池込みで253万円であったため、設置費用よりも売電額が120万円ほど高くなり、我が家の場合は太陽光発電設備を設置して元をとれる可能性が非常に高いことがわかりました。

実際は、日中の発電した電力を売電単価である19円/kWよりも高い電力料金の時間帯で使用しているため、実質は120万円よりも高い金額を得していると思われます。

我が家の詳しい電気代や、売電額からどれだけ利益が出たかなど別記事で詳しく解説していますので、良ければそちらもご覧ください。

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2024年度、2025年度の売電価格で検証

2024年度に売電の契約を行った場合は16円/kW、2025年度は15円/kWというのが既に決まっています。2024年度または2025年度に売電契約を行ったと仮定した場合の、10年間の売電額の合計を算定しました。

売電価格
  • 2024年度:16円/kW
  • 2025年度:15円/kW

2024年度の売電価格で検証

2024年度(16円/kW)

売電額
1年目321,904円
2年目320,288円
3年目318,672円
4年目317,056円
5年目315,440円
6年目313,824円
7年目312,208円
8年目310,592円
9年目308,976円
10年目307,360円
合計3,146,320円

2024年度の売電額である16円/kWで10年間の売電額を算定すると、3,146,320円となりました。

この金額から、元を取るための太陽光パネル設置費用を逆算したいと思います。

我が家の太陽光パネルの容量である13.75kWで割り返すと、パネル1kW当たり「228,823円/10年間」となったため2024年度に売電契約を行う方は、元を取れるかどうかは設置費用が、パネル1kW当たり22万8千円以下かどうかが一つの目安となるでしょう。

※パワーコンディショナーの容量は9.9kWと仮定

我が家の太陽光パネルの発電量から単純計算した金額であるため、すべてのケースに当てはまるわけではありません。あくまで、参考としてください。

2025年度の売電価格で検証

2025年度(15円/kW)

売電額
1年目301,785円
2年目300,270円
3年目298,755円
4年目297,240円
5年目295,725円
6年目294,210円
7年目292,695円
8年目291,180円
9年目289,665円
10年目288,150円
合計2,949,675円

2025年度の売電額である15円/kWで10年間の売電額を算定すると、2,949,675円となりました。

この金額から、元を取るための太陽光パネル設置費用を逆算したいと思います。

同様に、我が家の太陽光パネルの容量である13.75kWで割り返すと、パネル1kW当たり「214,522円/10年間」となったため、2025度に売電契約を行う方は、元を取れるかどうかは設置費用が、パネル1kW当たり21万4千円以下かどうかが一つの目安となるでしょう。

※パワーコンディショナーの容量は9.9kWと仮定

元を取れるパネル設置費用

2024年度、2025年度については、太陽パネル1kW当たりの設置費用が下記金額以下であれば、元を取れる可能性が高いでしょう。

  • 2024年度:22.8万円/kW 以下
  • 2025年度:21.4万円/kW 以下

売電価格14円以下でも検証

2024年現在では、2025年度の売電価格が15円/kWということしか決定していません。毎年売電価格は下がってっていますので、2026年度以降はさらに売電価格が下がっていくと考えられます。

売電価格が14円~11円/kWの場合についても、元が取れる太陽光パネル1kW当たりの設置費用を検証しました。

売電単価元を取れるパネル設置費用
14円約20万円/kW 以下
13円約18.5万円/kW 以下
12円約17.1万円/kW 以下
11円約15.7万円/kW 以下

一条工務店なら1kW当たりに費用が安い!しかも蓄電池付き!

我が家は一条工務店の住宅ですが、1kW当たり18.4万円で、蓄電池も付いてきます。

基本的に売電価格よりも電気料金の方が高いため、発電した電気はできるだけ使用するのが節約となります。蓄電池が付いていると、日が沈んでからも発電した電力を使用することができるため、電気料金が少なくなり、より節約となります。

一条工務店は、紹介割引を利用することで非常にお得に建てることができます。別記事で紹介割引について詳しく解説していますので是非そちらもご覧ください。

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まとめ

1年間の実際の発電量から計算し、我が家の太陽光発電は十分元が取れる可能性が高いことがわかりました。

また、我が家の発電量から算定した参考金額ではありますが、売電単価別で太陽光パネル1kW当たりの単価の目安を計算しましたので、今から太陽光発電設備を設置しようか悩んでいる方は、記事内の金額を参考に太陽光パネルの設置の検討をしてみてはいかがでしょうか。

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