注文住宅での家づくりの始め方!土地探しが先?ハウスメーカーが先?

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ノブユキ

2022年に一条工務店で平屋のマイホームを建てた一級建築士のノブユキです。

・注文住宅でマイホームを建てたいけど何から始めれば良いの?
・土地を持っていないから土地から探せば良い?
・土地は後回しで理想の家を決めた方が良い?

このような疑問を解決します。

家づくりというのは大体の人が初めて行うことです。注文住宅でマイホームを建てようと思っても一体何から始めたら良いのか悩みどころだと思います。

実際に私が行った家づくりの経験から、おすすめの方法を解説したいと思います。!

さっそく本題です。
土地を既にお持ちの場合はもちろんのこと、土地の購入も必要となる方も
家づくりはハウスメーカー・工務店探しから始めるべきです!!

以下にその理由等、色々と解説したいと思います。

この記事でわかること
  • ハウスメーカー・工務店を先に探すべき理由(メリット)
  • ハウスメーカー・工務店を探す前に、理想の家に何を最重要視するか考える
  • ハウスメーカー・工務店の探し方
目次

ハウスメーカー・工務店を先に探すべき理由(メリット)

先に探すメリット
  1. 年収などから土地・建物にどれくらいの費用をかけられるか予算のシミュレーションをしてくれる
  2. 希望に沿った土地を探してくれる
  3. ハウスメーカーを決定することにより、予算から土地にかけられる費用が確定する。

1.年収などから土地・建物にどれくらいの費用をかけられるか予算のシミュレーションをしてくれる

家づくりをするにあたって、建物には〇〇〇〇万円、土地には〇〇〇〇万円と初めから予算を明確にしている方はどれくらいいるでしょうか。私自身、自分にはどれくらいのローンの借り入れができ、マイホームにかけられる予算がいくらくらいなのかよくわからないまま家づくりをスタートさせました。

ハウスメーカーでは、年収や月々にどれくらい支払えるか等の聞き取りを行い、個人個人の予算のシミュレーションを行ってくれます。このため、ハウスメーカー探しを行うことにより自身の予算を知ることができます。

ノブユキ

ハウスメーカーに行ったことで家づくりに掛けられる予算が明確になりました!

2.希望に沿った土地を探してくれる

各ハウスメーカーや工務店には普段から付き合いのある不動産屋さんがいるため、ハウスメーカーや工務店の担当営業の方に希望の土地の条件を伝えると営業の方が探してくれたり、不動産屋さんの営業の方を担当として付けてくれます。

インターネットで公開されている土地はもちろんですが、土地の売主の希望によりインターネットで公開されず不動産屋さんの店舗でしか公開されていない土地や、ハウスメーカーが自社の建売住宅用として所有している土地を紹介してくれる場合もあるため、自分で土地探しをするより労力が少なく多くの土地を見つけることができます。

ノブユキの事例

実際に、私もあるハウスメーカーでインターネットでどこにも公開されていない良い条件の土地を紹介されました。他のハウスメーカーではその土地を紹介されることが一度もなかったため、そのハウスメーカーが持っている独自のコネクションであったと考えられます。

土地探しをしていると「用途地域」という言葉をよく目にすると思います。用途地域には第一種低層住居専用地域など様々なものがありますが、それぞれ建築規制が異なるため用途地域によって街の雰囲気が変わります。
各用途地域の特徴を別記事で解説していますので、土地探しの参考に是非ご覧ください。

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3.ハウスメーカーを決定することにより、予算から土地にかけられる費用が確定する。

みなさんは建物の費用がどれくらいかご存じでしょうか?建物費用はハウスメーカーによってピンキリです。

パワービルダーと呼ばれる比較的価格が抑えられているハウスメーカーもあれば坪単価の高い高級路線のハウスメーカーもあります。理想のマイホーム建築を任せられるハウスメーカーに出会った場合、見積りをもらうことにより予算から差し引き、理想のマイホームを建てるために土地に掛けられる費用の目安を出すことができます。

ハウスメーカー1社を決めてその予算から土地を探す方法もあれば、「高級」・「低価格路線」・「その間」と価格帯別で候補のハウスメーカーを挙げ、土地の選択肢を増やす方法もアリだと思います。

ノブユキの事例

ちなみに私の場合は、高気密・高断熱住宅を希望していたため一条工務店の他、一条工務店より少しだけ低価格路線の高気密・高断熱住宅を売りにしているハウスメーカーから見積りをもらいました。見積りについては、後々オプションを付けすぎて予算オーバーとなるのを避けるため、通常よりも価格を高めで見積りをお願いしました。

ノブユキ

オプションをふんだんに付けた想定で見積りをお願いしました!

ハウスメーカー・工務店を探す前に、理想の家に何を最重要視するか考える

ハウスメーカー・工務店は大小含めて数えきれないほど多くの会社があるため、どこのハウスメーカーに決めたら良いのかわからない部分があると思います。

しかし、各ハウスメーカーには各々強みとする部分があるため、自分が理想とするマイホームにこれだけは譲れない部分があるなど何を最重要視するのか考えたら、その部分を強みとするハウスメーカーを探してみるなどハウスメーカー探しの指標となります。

何を最重要視するか
  1. 設計の自由度
  2. 性能
  3. 価格

1.設計の自由度

間取りの自由度を求めるのであれば鉄骨造のハウスメーカーがおすすめです!

注文住宅なのだから間取りなどすべてを自由にできると思うかもしれませんが、実はそうでもないのです。各ハウスメーカー・工務店の構造方法や方針によりプランに制約があり、思い通りのプランが実現しないことがあります。

鉄骨造は木造住宅に比べて部材の強度が高いため、大空間や大開口など間取りの自由度が高いです。

私が建てた一条工務店は木造のハウスメーカーで、通称「一条ルール」と呼ばれている制約があります。「家は、性能」をキャッチコピーにしているハウスメーカーであるため、驚くほど高性能の住宅ではありますが、耐震性などその高い性能を確保するために色々と制約がありました。また商品によっては外観の自由度が低いため、知っている人がみれば一目で一条工務店の家であることがわかります。

ハウスメーカーによっては間取りや設備などをあらかじめ決められた選択肢の中から選んでいく「規格住宅」というプランがあります。この場合、設計の自由度はとても少なくなりますが、ハウスメーカーが大量購入することによりコストを抑えた資材・設備を使用するため、比較的安価で建築することができます。

2.性能

大地震から居住者と資産を守ることができる「耐震性」

快適な居住環境を確保でき、光熱費の削減もできる「気密性」 「断熱性」

火災や水害などの災害に強い「安全性」

等々、性能については各ハウスメーカーが独自の技術やノウハウなどで強みとしている部分があります。

耐震性についても、揺れそのもに強い「耐震」や揺れ自体を少なくする「制震」「免震」などハウスメーカーによって採用している工法が違い細分化できます。

ですが、まずは「耐震性」「断熱性」など大きな内容でハウスメーカーを探していくと良いでしょう。探していく内に各メーカー毎の細かい仕様・性能の違いがおのずと見えてくると思います。

ノブユキ

私は、夏に涼しく冬に暖かい居住環境を最重要視していたため「高気密高断熱」でハウスメーカーを探しました。

愛犬バル

高気密・高断熱だからペットも快適だワン!

3.価格

マイホームは建てたいけどあまりお金は掛けられない、あまりお金は掛けず浮いた分は旅行など日常生活を充実させたいという考え方もあると思います。

そのような方は低価格路線の商品や、上でも述べました規格住宅を展開しているハウスメーカーが良いでしょう。

しかし、価格を抑えているから品質が悪いかと言われれば必ずしもそういうわけではありません。キッチンなどの住宅設備や建築資材などを大量発注することで企業努力により価格を抑えており、設備などの選択肢は少ないですが品質が悪いというわけではありません(中には安かろう悪かろうの会社もあると思いますので口コミなど下調べは十分に行ってください。)。

性能の担保

低価格の住宅であっても都市計画区域内・準都市計画区域内に建築する住宅については

建築基準法により、震度6強~7程度の地震でも倒壊・崩壊しない耐震性は確保されています。

また、建築物省エネ法が改正されて令和7年4月から住宅についても一定以上の省エネ性能に適合義務が課せられることとなりました(現在は省エネ性能について適合義務は無し)。

ハウスメーカー・工務店の探し方

いざハウスメーカー・工務店を探そうと思っても、皆さん初めての経験なのでまずはどうすれば良いかわからない方も多いと思います。

ハウスメーカー・工務店を探す方法のメリット・デメリットを解説します。

探す方法
  1. 住宅展示場へ訪問する
  2. インターネットで探し、自分でショールームなどへの来店予約を行う
  3. 「住まいの窓口」や「スーモカウンター」で相談する

1.住宅展示場へ訪問する

メリット
デメリット
  • 一度に複数のモデルハウスを見学できる
  • 住宅の雰囲気、設備の仕様などを肌で感じることができる
  • イベントが多く家族で楽しめる
  • 大手ばかりで地域密着の工務店や中小規模のハウスメーカーは少ない。
  • グレードの高いモデルハウスが多く、感覚がずれてしまう
  • 混雑具合によっては営業担当者が付かない

2.インターネットで探し、自分でショールームなどへの来店予約を行う

メリット
デメリット
  • 住宅展示場に出展していない工務店、中小規模ハウスメーカーを探すことができる
  • 担当者が付き、ゆっくりと見学や質問ができる
  • 自ら探して予約をしなければならないため手間がかかる
  • 住宅展示場の様に一日に何件も回ることができない

3.「住まいの窓口」や「スーモカウンター」で相談する

メリット
デメリット
  • 専門アドバイザーが家づくりのイロハを教えてくれる(家づくりの知識が少ない人にはオススメ)
  • 中立的な立場で相談・アドバイスを受けられる
  • 担当者によって知識・対応にバラつきがある
  • 既に知識を持っている人には物足りない

LIFULL HOME’s 住まいの窓口

LIFULL HOME’s 住まいの窓口(ライフルホームズ住まいの窓口)とは

家づくりに精通した専門アドバイザーが中立的な立場から本当に必要な情報を提供・アドバイスを行い、最適な建築会社・不動産会社を紹介してくれる無料の相談窓口です、

店舗での対面相談のほか、ビデオ通話でも無料で相談ができるので、近くに店舗がない方お子様がいて外出が大変なパパ・ママも利用しやすいサービスです。

LIFULL HOME’s 住まいの窓口では、このようなことが行えます。

  • 住宅ローンなど資金計画やお金に関する相談ができる。
  • 予算・要望など我が家にぴったりのハウスメーカーを紹介してくれる。
  • ハウスメーカーとのスケジュール調整やお断りの代行をしてくれる。

LIFULL HOME’s 住まいの窓口はこのような方にオススメです。

  • 家づくりでわからない事が多いので誰かに相談したい。
  • 住宅展示場で営業されるのが嫌。
  • 数多くあるハウスメーカーから、どれが自分に合っているのか知りたい。

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まとめ

不動産屋で土地とハウスメーカー・工務店を一緒に探すことはできませんが、ハウスメーカー・工務店では土地探しも同時に行うことができるため、効率が良く、より多くの土地を探せる点からハウスメーカー・工務店を先に探す方が断然オススメです!

住宅展示場やショールームへ訪問する前に、ご自身の勤めている会社の福利厚生を調べてください。ハウスメーカーによっては1%~3%程度の割引となる場合がありますが、ほとんどのハウスメーカーが初回訪問時に割引チケットの提示や福利厚生を使用する旨をお伝えしなければ割引適用となりませんのでご注意ください。

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